SEの給料は高いとよく聞いたりしますが、実際のところはどうなんだろ? SEへの就職、転職を考えている方は就職したらどのくらいの年収がもらえるのか気になると思います。
また、たつのこの前記事を読んだ方は、「SEの仕事内容は大体分かったけど、どのくらい稼げるの?」が疑問になったかと思います。
前記事はこちら↓
現役システムエンジニアがSEの仕事内容は?新卒文系でも大丈夫?を解説
この記事を読めば、SEの年齢別の給与や初任給、生涯賃金、そして一般的に辿るキャリアパスが理解できます。
それでは現役SEのたつのこが体験談を踏まえて解説していきますね。
SEの平均年収は550.8万円‼︎

たつのこが調べた統計データによると、SEの平均年収は550.8万円です。
他の職業も含めた全体の平均年収が454.5万円なので、SEの年収は比較的高い水準ですね。
統計データを見て頂くと過去5年間の推移を見ても、500万円を超える高い水準をキープしていることが分かり、高い水準で安定しています。昨今のSE需要を考えると当然ですね。(個人的にはもっと高くても当然くらいに考えてますが笑)
次に年齢別に平均年収を見ていこうと思います。
年齢別システムエンジニア(SE)の平均年収推移
20代前半(20~24歳)の平均年収は339.7万円で、400万円には届きません。SEに限りませんが若いうちは経験も実績も少ないため、年収が低い傾向です。
20代後半になると441.1万円とやや増えます。自分の経験ではこの辺りからこれまでの実績やスキルによって個人差が出てきます。自分の場合は20代は伸び盛りと考え、残業も厭わずにとにかく仕事を取ってました。
30代後半では539.7万円となり、平均でも500万円台に到達します。
40代になると、個人のスキルや所属する会社の関係がより色濃く影響するので年収の個人差が大きいですが、平均すると40代後半では605.5万円に。
50代で632.3万円と、年収のピークをむかえます。
以上が年齢別SEの平均年収推移です。私は日本全国のSEの平均をまとめたので、東京とかはもっと高いですね。
現役SEたつのこの年収推移を初任給から公開
それでは最後にたつのこの実体験でどんな風に年収が推移したかを公開します。
まずは私が働いていた環境をザックリ。
- 新卒(学部卒)で東京にある中小SIer就職。
- 新卒研修後の初案件がトップクラスの商社の基幹システム開発/運用/保守案件
上記のような感じでした。初案件に入ってからはクライアントの受けも良かったため3年ほど私が転職するまで従事させてもらいました。
それでは私が転職するまでの年収を公開していきます。
新卒1年目420万(初任給)
前述した全国の20代の平均が約340なので比較的高かったんですね。まとめるまであまり気付いてませんでした。とはいえ、東京のSEとしては普通かな〜という印象です。
2年目462万(42万円UP)
2年目になり年収が10%UPしました。1年目の評価は同期でトップだったので昇給率もトップです。(ただ、評価の上限値には届いていなかったので更に上がる余地あり)
3年目508万(46万円UP)
3年目も10%UP。2年目の評価も同期でトップでした。しかし伸び率は同じ10%でした。当時仲が良かった同期の評価が中央より少し上で伸び率5%と言っていたので、大半の人がそのくらいの伸び率のようです。(ボーナスも評価によって数万円程度差がありました。)
3年目で転職してしまったので、公開はここまでです。
SEとして年収を上げるコツは?
最後に私が実践している「どうやったら年収上がるのか」を解説します。
コツその1:爆速で仕事しろ
まずは自分の実力をつけるために何よりもスピードを意識して仕事して下さい。
そうすると「爆速で仕事する」→仕事量が多くなる→「たくさん仕事しているので一つ一つの仕事の質が上がる」といい循環が生まれます。
私は社会人1年目からこれを意識して仕事し、1年目の終わりでは担当分野では一番詳しくなりました。
コツ2:一つ誰にも負けない所を作れ!
何か一つ誰にも負けない点を作りましょう。
例えばJavaに関しては誰にも負けないとか、AWSについてとか。
そうすると会社内で、この仕事はあと人に相談しようとみんなに覚えてもらえます。自然と会社内で自分の居場所もでき、仕事もしやすくなりますよ。
私はこれ特に意識していませんでしたが、コツ1を実践していたらいつの間にか最強の分野ができていて、後からこれって有効だなと気づきました。
コツ3:ITの資格を取得しよう!
会社によりけりですが、資格とると10万円もらえますとか会社だと結構あります。資格によっては年収をいくらアップとかもあるのでこちらも確実に年収を上げる方法としては有効ですね。
コツ4:クライアントから仕事を奪え!
長期的にはこれが一番年収に響きます。
私はこれで一気に評価が上がりました。
「クライアントから仕事を奪え!」ってどういうこと?って感じですよね。
解説します。
会社って会社員をどういう基準で評価していると思いますか?
スキル?人望?熱意?
もちろん前述の内容も評価にない訳ではないですが、
根本は違います。
「その人が会社にとってどれくらい貢献したか」
つまり、売上です。
エンジニアの場合は、自分の時間を売って対価をもらうので時給を上げると会社の売り上げがアップしますね。これも当然必要です。
ですが、一人で稼ぐ時給より複数人で稼いだ方が効率よく売上をあげられますよね?
なので、そのようにクライアントを誘導するのです。
例えばクライアントはA,B,Cっていう3つの業務を日々こなしているとします。
その中でCは完全に流れが決まっている作業だった場合、これをシステム化したらクライアントは他の作業に時間を当てられる、あるいは、その作業分の人件費を削減できるなどメリットがありますよね。
そういう内容を提案して、自分以外のエンジニアに開発させるのです。
そうすると案件を作ったのは自分なので、自分の売上をあげられますよね。
最初は難易度高いですが慣れです。これができる人は爆速で出世しますよ。
私の体験談を話すと私個人は当時、単価120万で働いてました。
(単価120万=クライアントの案件を1ヶ月120万円もらって担当するという意味です。私の給料ではなく、会社に入るお金のことですね。)
そこでクライアントと関係性を作って、効率化の効果が大きそうなシステム開発の案件を提案しました。クライアントも同意してくれて話が進み、結局私の会社のエンジニア2人で2ヶ月間でシステム化するという案件となり、契約を結びました。これにより私がいた会社は2人の単価×2ヶ月という売上を得ることができた訳です。そしてこの売上は誰によって得られたかというと私なんですね。
こうすると私は自分が働く単価+エンジニア2人分の単価をこの期間に稼いだことになります。
SEの年収、年収が上がるコツについて、かなり赤裸々に公開しましたがいかがでしょうか?
就職・転職をする上で、仕事内容ややりがい、職場の雰囲気も大事ですがお金も大事ですよね。当記事が皆さんの参考になればと思います。
システムエンジニアが稼げるかわかって、やりがいが気になった方はこちら
システムエンジニアの魅力・やりがいある?を現役エンジニアが解説
では、また次の記事でお会いしましょう。
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