システムエンジニアはクラウドサービスを学べ!現役エンジニアが解説

エンジニア クラウドサービス

システムエンジニアの皆さん、最近クラウドサービスを使用する案件が多くなってきていますね。クラウドサービスの台頭によって、アプリを作るシステムエンジニアとサーバーを作るインフラエンジニアの境界線がかなり曖昧になってきていると感じます。

既にシステムエンジニアとして活動されている皆さんは特に感じているのでは無いでしょうか?

クラウドエンジニアという職種も新たに出来上がっていますが、システムエンジニアの皆さんもクラウドサービスの知識がなくて困ることが出てきていると思います。

そんな方向けに現役エンジニアの私がクラウドサービスについて解説していきます。

この記事を読めば、クラウドサービスがなぜ流行っているか、システムエンジニアがなぜクラウドサービスを学ぶべきなのか、まずはどれから勉強したらいいかわかります。

クラウドサービスとは、何がいいの?

クラウドサービスとは

クラウドサービスとは

クラウドサービスの登場までは一般的なシステムの構築は物理的なサーバー(クラウドに対してオンプレミスと言います。)を立てて、そのサーバ上でソフトウェアを動かすというものでした。

クラウドサービスは前述の「物理的なサーバー」をクラウド上に仮想サーバーとして構築し、お客さんに提供するという形態のサービスです。

こう書くと、ふーんって感じで終わっちゃうかもですが

企業にとっては大きな革新だったのです。

何が企業にとって革新だったのか

クラウドサービスは何が革新的だったのか

何が革新なのかというと、2点あります。

1点目は変更(新規構築/変更/撤廃)の容易さ

物理的なサーバーを調達する場合、ハード機器を購入したり、ベンダーと保守契約したりとかでサーバーの構築だけで3ヶ月〜半年くらいは普通にかかっていたんですよね。

さらに構築費用も何千万は当たり前、億の金額になることも珍しくありません。

物理的なサーバーを調達する場合、ハード機器を購入したり、ベンダーと保守契約したりとかでサーバーの構築だけで3ヶ月〜半年くらいは普通にかかっていたんですよね。

ですがクラウドサービスでは要件さえ固まれば普通に1日とかで新規サーバ構築可能です。(当然細かい設定とかやり出したらもっと時間かかりますが)

お金も初期費用がかからないクラウドサービスが多いです。

ビジネスにとってこのスピード感と初期費用の違いはかなり大きいです。

2点目はコスト削減要素

1点目の革新の延長線上に2点目はいます。

新規構築/変更/撤廃の容易さがサーバーのコスト削減に繋がるのです。

もう少し噛み砕いていきますね。

通常企業がオンプレミスのサーバーを新規構築する際は

約10年後のビジネス規模に耐えうるサーバースペックで構築します。

そうすると構築したばっかりのことはサーバーが完全にオーバースペックな状態になります。コストの無駄使いなのは明白ですが、これまではサーバーの変更などに多くの期間、お金がかかったのでこのような構築の仕方が一般的だったのです。

ですが、クラウドサービスが台頭しサーバーの変更が容易になったため、10年後を見越してサーバーのスペックをあげた状態で構築する必要がなくなったんです。

これにより、実際に多くの企業がコスト削減に成功しています。

システムエンジニアもクラウドサービスを学ぶべき理由

理由は2つあります。

理由1:システムエンジニアがサーバー構築することも出てくるから

今までサーバー構築は完全にインフラエンジニアの役割でしたが

クラウドサービスの台頭で、サーバ構築作業が簡易になり

案件によってはシステムエンジニアが実際にクラウドサービスでサーバー構築しアプリを作るということも珍しくなくなってきています。

理由は上記ですが、実際に私が現在担当しているPJもインフラエンジニアやクラウドエンジニアはいません。システムエンジニアが実際にクラウドサービスを利用してサーバー構築して、アプリまでも作っています。

理由2:アプリの構築にもクラウドサービスが提供しているサービスを使用すべきことが多いから

最近はやりのモダンアプリとかって、クラウドサービスが提供しているサービスをよく使います。

例えば、UI層とバックエンド(ビジネスロジック)層を非同期で実装するようなシステムの場合、UI層とバックエンド層のやり取りをキューサービスを使って実装するとか。

なので、アプリからサービスを呼び出したり、サービスから処理結果をアプリで受け取ったりみたいな実装が必要になります。

どのサービスをどう使えばいいかってそのサービスを熟知していないとわからないですよね。なのでシンプルに勉強しましょうという話です。

たまに提供されるサービスは使わずにスクラッチするいう案件もありますがかなり少数です。全体の1割とかじゃないでしょうか?

スクラッチすると実装・テスト工数がその分膨れますからね。

初心者におすすめの勉強本

これまで勉強しようね。って話が長くてすみません。笑

これから勉強するぞ!って方向けに

私が初めてクラウドサービスのAWS案件を担当したときに読んだ本を紹介です。

この本で熟知というレベルには達せませんが、

まずは浅く全体感を抑えるのにめっちゃ役立ちました。

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クラウドサービスは具体的にあげるとAWS、GCP・・・とかいっぱいありますがまずは一つに絞って勉強することをお勧めします。

どのサービスも細かい違いはあれど、ほぼ似たようなサービスですので一つ極めれば他のクラウドサービス行った時も「ああ〜、こっちではこういう名前なのね」ってピンとくるようになりますよ。

まとめ:システムエンジニアはクラウドサービスを学べ!

クラウドサービスをシステムエンジニアも学ぼうね。って話を解説してきました。

いかがだったでしょうか?

最近クラウドサービスの資格も人気あるし、実用的なので別記事にまとめようと思います。

では、また次の記事で会いましょう。

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